
パソコン工房 2021年最初のセールにはある変化が…?
ゲーミングPC・ゲームパソコン ブランド 「LEVEL∞」を展開するパソコン工房が「プレミアムウィンターセール」を1月14日からスタートしました。
期間限定で(2月9日14:00まで)、対象の機種が大幅値引きになるというお得なキャンペーンです。
今回のセール対象機種をみて気付いたのですが、RTX2000、RTX3000シリーズのグラフィックボード搭載機種が軒並み対象外となっています。
理由は年末から続いているグラフィックボードの在庫枯渇状態です。
PCパーツの聖地秋葉原に拠点を持つTSUKUMOもグラフィックボードの購入台数に制限を設けています。
恐らく他のBTOショップも同様の状況で、パソコン工房もグラフィックボードの在庫確保に苦戦しているのではないかと考えられます。

現在の状況を考えるとRTX2000、RTX3000シリーズ搭載のミドルからハイエンドクラスのゲーミングPCを検討している人にとっては我慢の時期だと思います。
今回のセールはエントリークラスのゲーミングPCが中心なので、10万円前後の予算で検討している人には十分に選択肢がありますので参考にして頂ければと思います。

ぼくがチェックして「おっ、これはお得!」と素直に思ったキャンペーン対象機種をご紹介します。
とにかく価格を抑えてPCゲームを始めたいなら、GTX 1650 SUPER搭載のゲーミングPC「LEVEL-M046-iX1-RVS」
【パソコン工房】LEVEL-M046-iX1-RVS | |
---|---|
価格(税別) | 69,980円〜 |
![]() |
|
CPU | INTEL Core i3 10100 |
GPU | GeForce GTX 1650 SUPER |
RAM | 8GB |
SSD | 480GB SATA |
HDD | 無し |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
WEB販売価格 77,980円 → 69,980円(税別)
お勧めアップグレード
- メモリ8GB → 16TBへ換装(+3,480円)

「LEVEL-M046-iX1-RVS」は、CPUにIntel Core i3 10100、グラフィックボードにGTX 1650 SUPERを搭載した低価格ゲーミングPCです。
Core i3 10100は第10世代Core iシリーズでは最も下のグレード。それでも4コア8スレッドという仕様は数世代前のCore i7に匹敵する性能を持っています。
「Fortnite」や「VALORANT」のような、軽めのFPSゲームなら快適にプレイできますが、これから色んなゲームをやってみたい、動画編集にも興味があるという人なら上位クラスのCPUを搭載したモデルを強くお勧めします。
GTX 1650 SUPERも同様にエントリークラスのグラフィックボードとしては十分な性能はありますので、家庭用ゲーム機からの乗り換えで「Fortnite」を60fps以上の環境でプレイすることは可能です。
しかし、「Apex Legends」を144fpsの環境でプレイしたいという人には物足りない性能なので、その場合は近い将来にグラフィックボードの交換が必要になるでしょう。
このモデルは非常に魅力的な価格なので、とにかく予算を抑えて「Fortnite」をPCでプレイしたい、という人にはお勧めできます。
問題は長く使っていける性能では無いという点です。
メインでプレイするゲームタイトルが変わったりすると、数年後にはCPUやグラフィックボードのアップグレードが必要になる点は理解しておくべきです。
『Apex Legends』のPC版デビューに最適な「LEVEL-R049-iX4-RXS」
【パソコン工房】LEVEL-R049-iX4-RXS | |
---|---|
価格(税別) | 94,980円〜 |
![]() |
|
CPU | INTEL Core i5 10400 |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti |
RAM | 16GB |
SSD | 480GB SATA |
HDD | 無し |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
WEB限定価格103,980円 → 94,980円(税別)
お勧めアップグレード
- SSD480GB SATA接続 → SSD500GB M.2/NVMe接続へ換装(+1,980円)

「LEVEL-R049-iX4-RXS」は、CPUにIntel Core i5 10400、グラフィックボードGTX 1660 Tiを搭載したミドルクラスゲーミングPCです。
GTX 1660 Tiは『Apex Legends』画質低設定でフレームレート144fpsが実現可能で、コスパ優先で考える人には魅力的なグラフィックボードです。
CPUはCore i5 10400なので、グラフィックボードとのバランスも悪くありません。GTX 1660 Tiの性能を十分に引き出す性能があります。プレイ動画の録画や編集などの用途にもお勧めできます。
10万円前後の予算で購入できるゲーミングPCとしてはトップレベルの性能で、「Apex Legends」のPC版デビューには最適なモデルです。
画質設定さえ落とせばフレームレート144fpsが可能なので、144Hz対応のゲーミングモニターを組み合わせて、家庭用ゲーム機では味わえない滑らかなゲームプレイを楽しみましょう。
RX 5700 XT搭載の高コスパゲーミングPC「LEVEL-R049-iX7-DXSH」
【パソコン工房】LEVEL-R049-iX7-DXSH | |
---|---|
価格(税別) | 129,980円〜 |
![]() |
|
CPU | INTEL Core i7 10700 |
GPU | Radeon RX 5700 XT |
RAM | 16GB |
SSD | 480GB SATA |
HDD | 無し |
電源ユニット | 700W 80PLUS BRONZE |
WEB限定価格149,980円 → 129,980円(税別)
お勧めアップグレード
- SSD480GB SATA接続 → SSD500GB M.2/NVMe接続へ換装(+1,980円)

「LEVEL-R049-iX7-DXSH」は、CPUにIntel Core i7 10700、グラフィックボードにRX 5700 XTを搭載したハイエンドゲーミングPCです。
RX 5700 XTは、GeForce系グラフィックボードと比較する場合、RTX 2070 SUPERと同等の性能を持っています。
Radeon RX5000シリーズと、GeForce RTX2000シリーズの決定的な違いはレイトレーシング機能の有無です。
RTX2000シリーズの特徴の一つであるレイトレーシング機能がRX5000シリーズには無い。レイトレーシング対応のゲームをプレイするならばRTX2000シリーズが必須になります。
RX 5700 XTはグラフィック性能こそRTX 2070 SUPERに匹敵する能力を持っていますが、レイトレーシング非対応という点だけは注意が必要です。
このモデルはその点を除けばこの価格で得られる性能としては非常に高く、レイトレーシングを必要としないFPSゲームを中心にプレイするなら選択肢になります。
Core i7 10700のゲーム性能の高さはいうまでもなく、RX 5700 XTとの組み合わせは非常にバランスの良い構成です。ゲーム録画と実況配信まで考えるならば高性能なCPUが必須です。
この組み合わせであれば、「Apex Legends」を高設定にしても144fps以上が安定して出せるので、設定を落とせば200fps前後のゲームプレイも可能です。240Hz対応のゲーミングモニターも視野に入れていいでしょう。
WEB限定価格は2月9日14:00まで 納期は最長で1〜2週間と長め
以上、今回のセール対象でお勧めの3機種をご紹介しました。
全てBTOモデルなので予算に合わせて基本構成からアップグレードして購入することができます。後からパーツを購入して増設することも可能ですが、PC内部の知識が必要になる作業なので不安がある人は最初に済ませておきましょう。
最初にお話しした通り、今回のセール対象機種はRTX2000,RTX3000シリーズ搭載モデルが無くて、コスパ優先のGTX1600シリーズやAMD Radeon系グラフィックボードのRX5000シリーズが中心となっています。
しかし低価格帯のセール対象モデルが充実しているので、モニター含めてゲーミングPC一式を15万円前後で検討している人は是非チェックしてみましょう。
現時点ではモデルによって最長で出荷日が1〜2週間と長めになっているので、納期には余裕を持って注文しましょう。