パソコン工房 先取り決算セールは10万円以下の低価格帯が充実
ゲーミングPC・ゲームパソコン ブランド 「LEVEL∞」を展開するパソコン工房が「プレミアムウィンターセール」を2月9日からスタートしました。
期間限定で(3月2日14:00まで)、対象の機種が大幅値引きになるというお得なキャンペーンです。
今回のセール対象機種は10万円以下の低価格帯モデルが多くラインナップされています。逆に15万円台のミドルクラスが少ないので、全体的なセールの印象としてはエントリークラスを検討する初心者向けの内容になっています。
上位クラスのゲーミングPCを検討している人には、他のBTOショップのセール対象品から探してみることをおすすめします。
現在の状況を考えるとRTX2000、RTX3000シリーズ搭載のミドルからハイエンドクラスのゲーミングPCを検討している人にとっては我慢の時期だと思います。
前回同様に今回のセールもエントリークラスのゲーミングPCが中心なので、10万円前後の予算で検討している人には十分に選択肢がありますので参考にして頂ければと思います。
ぼくがチェックして「おっ、これはお得!」と素直に思ったキャンペーン対象機種をご紹介します。
AMD Ryzen 3400G搭載のライトゲーマー向け「LEVEL-M0B4-R53G-VHR」
【パソコン工房】LEVEL-M0B4-R53G-VHR | |
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価格(税別) | 60,980円〜 |
CPU | AMD Ryzen 5 3400G |
GPU | Radeon RX Vega 11 Graphics |
RAM | 16GB |
SSD | 240GB SATA |
HDD | 1TB SATA |
電源ユニット | 350W 80PLUS BRONZE |
WEB販売価格 63,980円 → 60,980円(税別)
お勧めアップグレード
- 500W [80PLUS GOLD認証] / ATX電源へ換装(+4,980円)
「LEVEL-M0B4-R53G-VHR」は、CPUにAMD Ryzen 3400Gを搭載した低価格ゲーミングPCです。あれっグラフィックボードが入ってない?
ご安心ください、Ryzen 3400Gは非常に優れた内蔵グラフィック機能を搭載したCPUなんです。
グラフィックボードが搭載されていないPCをゲーミングPCと呼ぶのはどうかと思いますが、Ryzen 5 3400Gのグラフィック性能なら、ちょっとしたPCゲームなら動作させることができます。
それじゃあフォートナイトもサクサク動きますか?
いい質問です!フォートナイトは動かせますが。。。
とにかく設定を落としてなんとか60fpsを維持できるレベルなので快適と呼べるかは微妙です。それでもPS4よりは快適なのは間違いありませんが、期待するとちょっとがっかりするでしょう。
これは先日実装されたパフォーマンスモードを使ったRyzen 5 3400Gのフォートナイトのデモ動画です。設定を落とせばフレームレートは大きく稼げるようです。
フォートナイトのような動きの速いゲームジャンルの場合に重要なフレームレートは、グラフィックボードの性能に大きく左右されます。
Ryzen 5 3400GのCPU内蔵グラフィック性能では、グラフィック設定を下げても60fpsが安定して出せるレベルなので、後から必ずグラフィックボードの増設が必要になるでしょう。
お勧めアップグレードで電源容量を上げているのは、後々のグラフィックボード増設を想定しているからです。
プレイするゲームタイトルにもよりますが、CPU内蔵グラフィックは性能的に限界があるので、このモデルを購入する場合は後々のグラフィックボード増設を前提として考えておきましょう。
もしくは、もう少し予算を上げて最初からグラフィックボード搭載モデルの購入をおすすめします。
予算10万円で「Apex Legends」のPC版デビューなら「LEVEL-M046-iX4-RJS」
【パソコン工房】LEVEL-M046-iX4-RJS | |
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価格(税別) | 89,980円〜 |
CPU | Intel Core i5 10400 |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER |
RAM | 16GB |
SSD | 480GB SATA |
HDD | オプション |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
WEB限定価格 92,980円 → 89,980円(税別)
お勧めアップグレード
- SSD480GB SATA接続 → SSD500GB M.2/NVMe接続へ換装(+1,980円)
「LEVEL-M046-iX4-RJS」は、CPUにIntel Core i5 10400、グラフィックボードGTX 1660 SUPERを搭載したミドルクラスゲーミングPCです。
GTX 1660 SUPERは「Apex Legends」画質低設定でフレームレート144fpsが実現可能な、コスパに優れたミドルエンドグラフィックボードの人気モデルです。
Core i5 10400は低価格CPUの中でダントツのゲーミング性能を持っているので、10万円以下で買えるゲーミングPCを選ぶなら、CPUはCore i5 10400一択になるでしょう。
10万円前後の予算で購入できるゲーミングPCとしてはトップレベルの性能で、「Apex Legends」のPC版デビューには最適なモデルです。
画質設定さえ落とせばフレームレート144fpsが可能なので、144Hz対応のゲーミングモニターを組み合わせて、家庭用ゲーム機では味わえない滑らかなゲームプレイを楽しみましょう。
ゲーム実況配信も快適に楽しめる「LEVEL-R049-iX7K-RXXH」
【パソコン工房】LEVEL-R049-iX7K-RXXH | |
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価格(税別) | 132,980円〜 |
CPU | Intel Core i7 10700K |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB M.2 NVMe |
HDD | 2TB SATA |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
WEB限定価格 137,980円 → 132,980円(税別)
お勧めアップグレード
- シルバーグリス Arctic Silver 5 塗布サービス(+1,380円)
「LEVEL-R049-iX7K-RXXH」は、CPUにIntel Core i7 10700K、グラフィックボードにGTX 1660 Tiを搭載したミドルエンドゲーミングPCです。
GTX 1660 Tiはレイトレーシング機能はありませんが、RTX2060に匹敵する高いグラフィック性能を持っているので、「Apex Legends」を144fps環境でプレイできます。
Core i7 10700Kは非常に高いシングルコア性能を持っているので、ハイスペックゲーミングPCに搭載されるCPUでは一番人気です。しかしCore i7 10700と比べ消費電力が2倍近く上がることがデメリットになります。
このモデルはその点を除けばこの価格で得られる性能としては非常に高く、レイトレーシングを必要としないFPSゲームを中心にプレイするなら選択肢になります。
Core i7 10700のゲーム性能の高さはいうまでもなく、GTX 1660 Tiとの組み合わせはバランスの良い構成です。ゲーム実況配信まで考えるならば高性能なCPUが必須です。
この組み合わせであれば、「Apex Legends」を中設定にしても144fps以上が安定して出せるので、144Hz以上の対応ゲーミングモニターも視野に入れていいでしょう。
WEB限定価格は3月2日14:00まで ミドルクラスはRTX 3060待ち状況
以上、今回のセール対象でお勧めの3機種をご紹介しました。
全てBTOモデルなので予算に合わせて基本構成からアップグレードして購入することができます。後からパーツを購入して増設することも可能ですが、PC内部の知識が必要になる作業なので不安がある人は最初に済ませておきましょう。
市場全体のグラフィックボードの在庫状況がGTX 1660系と、RTX3070〜RTX3090に二極化しているので、低価格帯からの価格の上がり方が極端になっています。
グラフィックボードが安定供給される見通しがまだ立っていない状況ですが、明るい話題として2月下旬に新製品の【GeForce RTX 3060】が発売される予定なので、低価格なRTXシリーズの購入を検討している人は我慢して待ちましょう。