この記事は、全世界で圧倒的なプレイヤー人口の『フォートナイト』 PC版を快適にプレイできるゲーミングPCのご紹介です。
『フォートナイト』はアメリカのゲーム開発会社Epic Gamesが販売・配信するバトルロワイヤルゲームです。今さら説明はいらないと思いますが念のため。

2020年にはついに登録プレイヤー数が3億5,000万人を超えたモンスターゲーム!幅広いプラットフォーム対応で一気にプレイヤー数が増えました!
2017年のリリースから人気は上がり続け、現在も大人気のバトルロワイヤルゲームですが、昨年はAppleへの訴訟問題などネガティブな話題もありました。
しかし、2021年も家庭用ゲーム機からゲーミングPCへの乗り換えを考えるきっかけになるゲームタイトルとして『フォートナイト』は一番人気です。

『フォートナイト』はPCへの要求スペックがそれほど高くないので、ゲーミングPCデビューとしては比較的コストを抑えて導入ができます。
例えば今Switch版やPS4版をプレイしている人が、PC版に乗り換えるためにどれくらいのコストがかかるのか、必要なスペックはどれくらいなのか気になりますよね?
今回は2021年現在で入手できるゲーミングPCの中から、希望のプレイ環境や予算に合わせてご説明します。高画質で滑らかな動きはPC版ならではの快適さなので、1日でも早くPCデビューして体感しましょう。
フォートナイト PCシステム要件について

最小構成 | 推奨構成 | |
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構成内容 | 最低限ゲームを動作させるために必要な構成 | 全てのオプションを「中」に設定した状態で、ほとんどの状況において60FPSで実行するために必要な構成 |
OS | Windows 7/8/10 64-bit + macOS バージョン 10.14.6 | Windows 7/8/10 64-bit + macOS バージョン 10.14.6以降 |
CPU | Core i3-3225 3.3 GHz | Core i5-7300U 3.5 GHz |
メモリ | 4GB RAM | 8GB RAM |
必要ストレージ容量 | 20GB以上の空き容量 | |
グラフィックボード | PCではIntel HD 4000; Intel Iris Pro 5200 、Macでは同等のAMD製GPU | Nvidia GTX 660またはAMD Radeon HD 7870相当のDX11対応GPU |
まず最初に、公式ページで推奨とされるスペックは2種類ありますが、どちらも現在購入できる新品のゲーミングPCのスペックから数世代前のPCスペックになっているので、同じ条件で購入するのは無理です。
したがって、現在手に入れらる構成に置き換える必要があるのと、どういったプレイ環境を求めるかで必要な構成が変わってきます。
現実的に2021年時点で購入できる理想的なPC構成はこちらです。
- CPU:INTEL Core i5 9400以上 or AMD Ryzen 5 3500以上
- メモリ:8GB以上
- SSD:250GB以上
- GPU:GeForce GTX 1650以上

BTOショップで現在購入できるゲーミングPCの構成に置き換えてみた場合、同等かこれ以上のスペックがあれば、【画質:中設定で60fps以上】の環境でフォートナイトがプレイできます。
グラフィック設定を中設定にして60fps以上のプレイ環境は公式でアナウンスされている推奨構成にあたります。これを最低限の構成として考えるべきです。
フォートナイトにレイトレーシング機能は必要なの?
『フォートナイト』は昨年末のアップデートでレイトレーシング機能に対応しました。
レイトレーシング機能は水面への映り込みや光の反射などの表現が追加されて、今まで不可能だった高画質なゲーム体験が可能になりますが、対応するグラフィックボードを搭載したPC構成が必要です。
『フォートナイト』をプレイする上で必要なのは高画質よりも動きの滑らかさです。仮にレイトレーシング機能を使わないにしても、SwitchやPS4版と比較してPC版は十分に高画質なのでレイトレーシング機能に関してはそれほど意識しなくてもいいです。

購入する際のターゲットとしてはレイトレーシング機能をオフにして、60fps〜144fps以上のフレームレートが出せるゲーミングPCを検討しましょう。
どうしてPC版の乗り換えるのか?家庭用ゲーム機版との違いとは?
あなたはどうしてPC版へ乗り換えを考えたのでしょうか?
色々な理由があると思いますが、最も多い理由はこの3つじゃないでしょうか?
- 60fps以上のフレームレートでプレイしたい!
- キーボード、マウスでプレイしたい!
- プレイ動画を編集してYoutubeにアップしたい!
この3つが家庭用ゲーム機からの移行を考える主な理由だと思います。このうち一つでも自分にあてはまるならばPC版への乗り換えをお勧めします。
PC版に乗り換える最重要ポイント!フレームレートの優位性について
家庭用ゲーム機の場合、フレームレートの制限が必ずあります。
- Switch:30fps
- PS4:60fps
- PS5:120fps
- PC:無制限
みなさんが現在プレイしているハードによってプレイ環境は変わりますが、例えばSwitchでプレイしている場合だと30fpsという環境になります。
『フォートナイト』というゲームの性質上、30fpsというフレームレートはある程度プレイして上達していくと、条件的に不利だと感じるようになるでしょう。
バトルロワイヤルやFPSゲームの場合、勝ち残るために必要になるのは「相手よりも先に補足する」ことです。
フレームレートの向上は視認性の向上に繋がるので、相手が自分を見つけるよりも先に相手を見つければ、先に攻撃を仕掛けられるという優位性が生まれます。
先に行動を起こされて自分が不利な状況で戦っている場合、相手側がPCプレイヤーであるという可能性があります。これはプレイヤーのスキルでは埋められないハード面での優位性なので、乗り換えを考える大きな理由になると思います。
『フォートナイト』はクロスプラットフォーム対応なので、異なるハードとマッチングすることもよくあります。
しかし上位リーグへ上がるほど、PCプレイヤーとマッチングする機会が多くなってきます。それはPCでプレイすることの優位性を意味しています。
PC版のフレームレートには制限がありません。なぜならPCスペックはゲーム機と違って一定ではないので、使用するPCスペックによって出せるフレームレートは変わってきます。
もしあなたが望むなら、144fps〜240fpsという夢のようなプレイ環境を実現することも可能です。その場合に必要になるのはPCスペックと対応するゲーミングモニターです。
パッドプレイヤーからの卒業!キーボード、マウスの操作は練習あるのみ
キーボードとマウスを使ってのゲームプレイは、ゲームパッドからの乗り換えに最初は手こずると思います。しかしそこには有り余るほどの魅力が存在します。
今までパッドではかなり上手かったのに、キーボードとマウスに変えて思うようなプレイができずに負けまくってします。それでも練習すればほとんどの場合、パッドよりも快適にプレイできるようになるはずです。
『フォートナイト』には他のバトルロワイヤルゲームには無い「建築」という操作があるので、その為に必要なボタンも多くなります。
ゲームパッドの場合ボタン数の限界があるので、自分の推し易いレイアウトを探すにも限界があります。それがキーボードの場合だとボタン数の制限から解放され、自分の押し易いボタン割り当てを行えるので、パッドよりも快適な環境を作ることができます。

もちろん多くのボタンを手元を見ずに押せるようになるまでは練習が必要ですが、上達した時には大きな達成感を得られるはずですよ。
プロプレイヤーの中には、PC版でもパッドを使ってる人もいますが、キーボード、マウスを使っているプレイヤーの方が圧倒的に多いです。
操作に慣れてきたら、自分にあったデバイス選びをするのも楽しいですね。プロが使っているデバイスを自分が使うってだけでテンション上がります。
Razer、Logicool、Steelseriesなどのゲーミングデバイスメーカーは、プロプレイヤーも愛用する高性能なデバイスを製造・販売しているお勧めのメーカーです。
せっかくのPCデビューなら、キーボードとマウスでのプレイをお勧めします。基本的な操作は他のFPSゲームにも通用するので、慣れておいて絶対損はありません。
ゲーミングPCなら、プレイ動画を録画編集してYoutubeへアップができる
家庭用ゲーム機との一番の違いとして、ゲーミングPCはゲーム専用のマシンではないという点。
よく聞かれるのが「ゲーミングPCって普通のPCと何が違うの?」という質問ですが、ゲーミングPCは普通のPCと何も違わないので、ゲーム以外にも使えるんです。
ゲーミングPCは一般的なPCを比べると、CPUやグラフィックボードの性能が高いので、動画編集などのPC性能を要求する重たい作業にも適しています。
例えば自分のプレイ動画を録画してPCへ保存。保存した動画データを素材にして、動画編集ソフトで編集して動画を作成。自分のYoutubeチャンネルを作って動画をアップロードするという作業がゲーミングPCがあれば出来ちゃうんです。
これは『PowerDirector 19』という動画編集ソフトです。こういったソフトを購入することで、ゲーミングPCを使って動画編集が可能になります。
> 公式サイトで PowerDirector 19 Ultimate Suite を購入する
最高のプレイ動画を一つの作品としてYoutubeにアップするのも一つの憧れですよね。PCの操作を覚えるのにも最適なので、PCゲーム以外にも積極的に挑戦してみましょう。
家庭用ゲーム機はあくまでゲーム専用機ですが、ゲーミングPCは様々な使い方があるので、これから先にPCの知識をつけていくことは無駄にならないので、小学校の中学年くらいから始めても決して早過ぎることはないと思います。
ぼくの中学1年生になる息子はガチの『フォートナイト』プレイヤーです。最近は動画編集にも興味を持ってやるようになりました。
こんな動画も割と簡単に作れる編集ソフトなので、興味のある人は挑戦してみてください!
予算別、フォートナイトにお勧めのゲーミングPC
予算10万円以内で買える最小構成モデル(フルHD、画質:中設定で60fpsのプレイ環境)
【マウスコンピューター】G-Tune PL-B | |
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価格(税別) | 74,800円〜 |
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CPU | INTEL Core i5 9400 |
GPU | GeForce GTX 1650 |
RAM | 8GB |
SSD | 256GB M.2 NVMe |
HDD | 1TB SATA |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
お勧めアップグレード
- 16GBメモリに変更(+6,800円)
- 512GB SSD M.2 NVMeに変更(+6,100円)
マウスコンピューターのG-Tune PL-Bは『フォートナイト』PC版を始めるために必要な最低限のスペックを持ったゲーミングPCです。
逆に言うと、これよりも下の構成はお勧めできないというギリギリの最小構成です。
この構成だとSwitchよりはかなり快適に、PS4よりも少しだけ快適になるレベルなので、Switchからの乗り換えの人なら安心して購入してもいいでしょう。
PS4からの乗り換えの人には多少物足りなく感じるかもしれません。やはり144fpsというプレイ環境を考えるともう少し上のスペックが必要になります。
出来るだけ予算を抑えて、まずは始めることを優先したいという人なら、基本構成のままで購入して問題ありません。後々のアップグレードも可能なので購入後に少しずつ性能を上げていくという考え方も間違いではありません。
最初にもう少し予算があるなら、メモリやSSDの容量をアップするか、上位モデルの購入を検討しましょう。
【パソコン工房】LEVEL-M046-iX4-RJS-CR | |
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価格(税込) | 116,468円〜 |
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CPU | INTEL Core i5 10400 |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER |
RAM | 16GB |
SSD | 480GB SATA |
HDD | オプション |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
パソコン工房のLEVEL-M046-iX4-RJS-CRは、プロゲーミングチーム Crazy RaccoonとLEVEL∞(レベル インフィニティ)のコラボモデルです。
Crazy Raccoonは『フォートナイト』部門で多くの人気プロプレイヤーが所属しているので、知っている人も多いと思います。みなさんにとっては憧れの存在でもありますよね。
このモデルは『フォートナイト』のプロプレイヤーが監修しているという、これ以上ない信頼感があるので安心して購入できます。
CPUは最新のIntel製CPU Core i5 10400を搭載。前モデルよりもマルチコア性能がアップしています。グラフィックボードはGTX 1660 SUPERを搭載しているので安定したフレームレートでゲームプレイが可能です。
低価格ながらも抑えるところをしっかり抑えた構成は、他のBTOショップでもなかなか見当たりません。この価格帯の中では間違いなくお勧めのモデルです。
このスペックがあれば、画質を中設定でフレームレート100fps以上が出せるので、PS4からの乗り換えの人にも十分快適に感じられるプレイ環境が得られます。
このモデル以上のクラスのゲーミングPCには、リフレッシュレート144Hz以上対応のゲーミングモニターとの組み合わせで、より快適な環境が得られるようになります。
予算15万円以内で買える推奨構成モデル(フルHD、画質:高設定で144fpsのプレイ環境)
【TSUKUMO】GA5A-D194/T | |
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価格(税別) | 116,800円〜 |
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CPU | AMD Ryzen 5 3600 |
GPU | GeForce RTX 2060 |
RAM | 16GB |
SSD | 240GB SATA |
HDD | 1TB SATA |
電源ユニット | 550W 80PLUS BRONZE |
お勧めアップグレード
- 500GB SSD / NVMe M.2に変更(+6,600円)
TSUKUMOのG-GEAR GA5A-D194/Tは、CPUにAMD Ryzen 5 3600を採用して価格を抑えたコスパの高いゲーミングPCです。
『フォートナイト』の推奨スペックとしては十分過ぎるであろう、グラフィックボードにRTX 2060を搭載しています。
公式でアナウンスされる推奨グラフィックボードと比較するとオーバースペックに見えますが、アップデートを重ねるうちにPCへの負荷も高くなってきているので、これでも決して高過ぎることはないスペックです。
このクラスのゲーミングPCなら、144Hz対応ゲーミングモニターとの組み合わせでPC版でしか味わえないヌルヌル感を体感することができます。PS4と比較しても圧倒的に快適です。
Ryzen 5 3600は6コア12スレッドというマルチコア性能の高いCPUなので、ゲーム動画を録画しして編集してからYoutubeへアップするなど、楽しみ方も広がります。
動画編集を本格的に行うには多少物足りないスペックではありますが、入門機としては十分な性能があるので選択肢に入ってくるモデルです。
【マウスコンピューター】G-Tune HM-A | |
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価格(税別) | 129,800円〜 |
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CPU | AMD Ryzen 7 3700X |
GPU | GeForce RTX 2060 SUPER |
RAM | 16GB |
SSD | 256GB M.2 NVMe |
HDD | 1TB SATA |
電源ユニット | 700W 80PLUS BRONZE |
お勧めアップグレード
- 512GB SSD / NVMe M.2に変更(+6,100円)
- 2TB HDD SATAに変更(+2,800円)
マウスコンピューターのG-Tune HM-AはCPUにAMD Ryzen 7 3700Xを搭載したゲーミングPCです。
Ryzen 7 3700Xは8コア16スレッドという非常にマルチコア性能が高く、2019年の発売時から現在まで高い人気を誇るCPUです。
マルチコア性能の高さから動画編集用途にも大きな効果を発揮することができるので、ゲームの実況配信や動画編集を存分に楽しむことができます。
搭載するグラフィックボードはRTX 2060 SUPERで、画質を高設定でも200fps前後までフレームレートを上げることが可能です。
正直『フォートナイト』だけの為に購入を考えるならばオーバースペックになってきますが、これから先に、よりグラフィック性能を求めるゲームをプレイする可能性を考えると、このスペックは決して無駄にはならないレベルです。
例えば『Apex Legends』でRTX 2060 SUPERを使用した場合、画質が高設定だと100fps前後までしかフレームレートは上がりません。
今後『Apex Legends』や違うゲームもプレイしたいと考えるならば、予算次第ではPCスペックに余裕を持たせることをお勧めします。
最低限必要なPCスペックを理解して、予算内で選ぶことが大事

以上が『フォートナイト』を快適にプレイできるゲーミングPCのご紹介でした。
ゲーミングPCは性能次第でプレイ環境が大きく変わってくるので、高性能であるほど高いフレームレートを維持しながら有利にゲームを進められます。
決められた予算の中で出来るだけ高い性能のゲーミングPCを選ぶ場合、最優先にするのはグラフィクボードの性能、その次にCPUの性能です。
CPUの性能は一定のクラス以上になるとゲームプレイにそれほど大きな影響がないので、動画編集などの使い方を考えなければ、グラフィックボードの性能を上げる方が大きなメリットがあります。

ぼくの考える予算を抑えたフォートナイト向けゲーミングPC選びのポイントはこの3つ!
- CPUはCore i5 10400、さらに予算を下げるならRyzen 5 3500を選択
- グラフィックボードはGTX 1660 SUPER以上を選択
- ゲームのローディングを早める為にストレージはSSDを選択
ゲーミングPCの購入に予算を低くしすぎるとメルカリで中古の「自称ゲーミングPC」を選んで失敗してしまうケースもあるのである程度の予算は維持しましょう。
やはり最低限のラインから下げずに選ぶことが失敗しない条件です。どうしても予算が足りない場合でも、予算を下げすぎないように注意しましょう。

『フォートナイト』をプレイしていて一番楽しいと思える瞬間は、やっぱりビクロイをとった時です。
PCに乗り換えた時は慣れないキーボード、マウスの操作で負け続けるかもしれませんが、練習を続ければ必ずビクロイはとれるので諦めずに挑戦しましょう!