※2021年3月更新
この記事は、2020年11月13日にリリースされた『Call of Duty:Black Ops – Cold War』(CoD:BOCW)PC版を快適にプレイできるゲーミングPCのご紹介です。
ブログのタイトルにもあるように144fps以上のプレイ環境がキーワードになりますが、みなさんの望まれるプレイ環境やご予算を考えた時の必要スペックも一緒にご紹介していきますので、ぜひご購入の際の参考にして頂ければ幸いです。
CoD:BOCW PCシステム要件について
最小構成 | 推奨構成 | 推奨構成 (レイトレーシング) | 優位構成 (高リフレッシュレート対応) | ウルトラRTX構成 (プロゲーマー向け) |
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構成内容 | CALL OF DUTY: BLACK OPS COLD WARのプレイに必要な最小スペック | 全てのオプションを「中」に設定した状態で、ほとんどの状況において60FPSで実行するための推奨スペック | レイトレーシングを使用する場合の推奨スペック | 高リフレッシュレートのモニターを使用して高FPSで実行するための優位スペック | レイトレーシングを使用して4K解像度、高FPSでゲームを実行するためのウルトラRTXスペック |
OS | Windows 7 64 Bit(SP1)またはWindows 10 64 Bit(バージョン1803以降) | Windows 10 64 Bit(最新アップデート) | Windows 10 64 Bit(最新アップデート) | Windows 10 64 Bit(最新アップデート) | Windows 10 64 Bit(最新アップデート) |
CPU | Intel Core i3-4340またはAMD FX-6300 | Intel Core i5-2500KまたはAMD Ryzen R5 1600Xプロセッサー | Intel i7-8700KまたはAMD Ryzen 1800X | Intel i7-8700KまたはAMD Ryzen 1800X | Intel i9-9900KまたはAMD Ryzen 3700X |
メモリ | 8GB RAM | 12GB RAM | 16B RAM | 16GB RAM | 16GB RAM |
必要ストレージ容量 | 35GB(MPのみ)、82GB(全てのゲームモード) | 空き容量 82GB | 空き容量 82GB | 空き容量 82GB | 空き容量 125GB* *オプションの高解像度パックを含む |
グラフィックボード | NVIDIA GeForce GTX 670 / GeForce GTX 1650またはRadeon HD 7950 | NVIDIA GeForce GTX 970 / GTX 1660 SuperまたはRadeon R9 390 / AMD RX 580 | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce GTX 1080 / RTX 3070またはRadeon RX Vega64 Graphic | NVIDIA GeForce RTX 3080 |
お勧めは「推奨」「優位」以上のシステム構成を持ったゲーミングPC
本作品の公式ページで公開されているPCシステム要件は、「最低」「推奨」「推奨(レイトレーシング)」「優位」「ウルトラRTX」の5つです。
FPSゲームというジャンルを考えると「最低」スペックでのプレイ環境はお勧めできませんので、検討するべきなのは「推奨」以上の環境です。
「最低」スペックというのは、なんとか動作させられるレベルなので快適な環境は望めません。「推奨」スペックの場合はPS4と同程度のフレームレートが出せるので、「推奨」スペックが最低ラインとして考えましょう。
144fps以上のフレームレートを考えるなら「優位」スペックが必要になります。グラフィックボードの推奨がGeForce GTX 1080以上となっていますが、現在入手できる同等以上の後継機種はRTX 2070 SUPERなので、それを基準に選びましょう。
60fpsならGTX 1660 SUPER、144fpsならRTX 2070 SUPER これが目安なのですが。。。
しかし2021年3月現在のグラフィックボードの流通状況としてはRTX 2070 SUPERの入手ができなくなっており、コスパ優先で考えて60fps以上ならRTX 2060、100fps以上を考えた時に選択肢になるのはRTX 3060、144〜200fpsならRTX 3070搭載のゲーミングPCになります。
予算として考えなければいけないハードルが上がっているので、購入する際には慎重に選ぶ必要がありますね。
1年位じゃ遊びきれない CoD:BOCWの多彩なゲームモード
CoD:BOCWはいわゆる無料系FPSゲームと違って、非常に多くのプレイモードがあります。
重厚なストーリーが展開される「キャンペーンモード」、多彩なルールで白熱した対人戦が楽しめる「マルチプレイヤーモード」、前作から導入された人気のバトルロワイヤル「WarZone」、CoDシリーズでお馴染みの「ゾンビモード」です。
CoDシリーズは毎年秋頃に新作がリリースされますが、これだけのボリュームなので1年では遊びきれない内容です。自分も未だに前作のCoD:MWをプレイしていますが、キャンペーンモードは未着手です。。。いつかゆっくりプレイしようと考えながら1年が経ちました。
「WarZone」は無料でも楽しめるバトロワモードなので、とりあえずCoDの世界を試してみたいという人にはお勧めです。
人それぞれの遊び方があるCoD:BOCWのPC版を快適にプレイする為に必要なPCスペックは、どのモードを中心にプレイするかによって変わってきます。
公式で公表されているシステム要件も細かく5つに分けられているので、自分の望む動作環境を選べば失敗は少ないと思います。
CoD:BOCWにレイトレーシング機能は必要なのか?
CoD:BOCWはリアルタイムレイトレーシングに対応しているので、対応するグラフィックボードと組み合わせることでレイトレーシング機能を有効化できます。
対応するグラフィックボードの選び方としては、Nvidia GeForce RTX 2000シリーズ以降、AMD Radeon RX6000シリーズ以降が目安になりますが、2020年12月時点ではRTX3000シリーズが非常に高いレイトレーシング性能を持っている為、推奨グラフィックボードとしてお勧めされています。
レイトレーシング機能を有効にすると光や水面への映り込みの表現が豊かになり、より臨場感のあるゲームプレイが可能になるのでストーリーを追って進めるキャンペーンモードに向いていると言えます。
FPSゲームはマルチプレイヤーモードしかやらない、という人にはレイトレーシングは必須の機能ではありません。むしろ無効にして使う人が多いでしょう。
レイトレーシング機能を有効にするとGPUの負荷が高くなりフレームレートが低下する傾向があるので、画質を取るかフレームレートを取るかの2択になります。
対人戦をメインで考えた場合にはフレームレートの確保が圧倒的に有利なので、レイトレーシング機能は無効にすることをお勧めします。
CoD:BOCWをマルチプレイヤーモードしかやらないという人は「優位」スペックを目安にしてゲーミングPCの購入を検討しましょう。
レイトレーシング機能を無効の状態でフレームレート144fpsが出せるゲーミングPCならば、対人戦では敵プレイヤーを補足しやすくなり勝敗に大きく影響するので、FPSゲームをプレイする上での一番の指標になります。
「推奨」スペックでは60fpsでのゲームプレイが可能に、「優位」スペックでは144fpsでのゲームプレイが可能になるというのが分かりやすい目安になるので、自分の求めるプレイ環境と予算に合わせて選びましょう。
【※2021年3月更新】CoD:BOCWにお勧めのゲーミングPC
予算12万円「推奨」構成 RTX 2060搭載(画質:中設定で60fps以上のプレイ環境)
【TSUKUMO】G-GEAR GA7J-F203/T | |
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価格(税別) | 109,980円〜 |
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CPU | AMD Ryzen 5 3600 |
GPU | GeForce RTX 2060 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB M.2 NMVe |
HDD | 無し |
電源ユニット | 550W 80PLUS BRONZE |
WEB販売価格 109,980円(税別)
お勧めアップグレード
- 完成品なのでカスタマイズはできませんが即日出荷が可能!
このモデルは2021年3月現在で購入できるゲーミングPCで最もコスパの高いモデルです。
COD:BOCWを60〜100fpsでプレイしたいならRTX 2060搭載が最適です。
上位モデルであるRTX 3060との性能差は15%程度なので、RTX 3060搭載モデルとの価格差を考えると圧倒的にコスパが良いです。RTX 3060にしてもフレームレートに大きな差はありません。

上記モデルの構成をRTX 3060に変えると約2.5万円アップなので性能差を考えると決してコスパがいいとは言えません。少しでも性能を上げたいならありですが、個人的にはRTX 2060がベストな選択だと思います。
おすすめの設定はレイトレーシングを全てオフ、グラフィック設定は低〜中です。この設定だと60fps以上は確実に出せます。100fps以上を考えると低設定になりますが、満足できる画質のレベルにも個人差があるので、フレームレート優先かグラフィック優先かは色々と試してみましょう。
予算20万円「優位」構成 RTX 3070搭載(画質:高設定で高リフレッシュレートのプレイ環境)
【TSUKUMO】G-GEAR GA7J-H204/ZT2 | |
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価格(税別) | 195,273円〜 |
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CPU | Intel Core i7 10700 |
GPU | GeForce RTX 3070 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB M.2 NMVe |
HDD | 無し |
電源ユニット | 750W 80PLUS GOLD |
WEB販売価格 195,273円(税別)
CPUはINTEL Core i7 10700、グラフィックボードはRTX 3070を搭載したハイスペックモデルです。一気に価格は上がりますが、RTX 2060よりも確実に性能差を感じられるスペックです。
レイトレーシングをオフにして、高設定で144〜200fpsを狙える性能を持っているので、もし240Hz対応ゲーミングモニターの導入を検討しているならこの構成がおすすめです。
正直、予算が一気に上がります。本気でプレイしたいならという前提になりますが、ハイフレームレートでCoD:BOCWをプレイするためには現状としては最良の選択肢です。
【マウスコンピューター】G-Tune XM-B | |
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価格(税別) | 179,800円〜 |
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CPU | Intel Core i7 10700 |
GPU | GeForce RTX 3070 |
RAM | 16GB |
SSD | 512GB M.2 NVMe |
HDD | 2TB SATA |
電源ユニット | 700W 80PLUS GOLD |
WEB販売価格 179,800円(税別)
CPUにCore i7 10700、GPUにはRTX 3070を搭載。マザーボードにマイクロATXを採用したミニタワー型のゲーミングPCです。
現状としてはこの構成でコスパが良いおすすめのモデルです。マザーボードにB460チップセット搭載モデルを採用して価格を抑えています。これはゲームプレイに直接影響することはないので価格優先で問題ありません。
BTOオプションではフロントに2基のケースファンを取り付けできるので、ミニタワー型という構造で熱問題が心配ならば最初に選択するのをおすすめします。
予算25万円以上「ウルトラRTX」構成 RTX 3080搭載(レイトレーシング4K高リフレッシュレートのプレイ環境)
【フロンティア】FRGAH470/WS38/NTK | |
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CPU | INTEL Core i9 10900F |
GPU | GeForce RTX 3080 |
RAM | 32GB |
SSD | 1TB M.2 NVMe |
HDD | 無し |
電源ユニット | 850W 80PLUS GOLD |
CPUはCore i9 10900F、GPUはRTX 3080で、メモリも32GBの大容量。「ウルトラRTX」構成を全てクリアしたハイスペックゲーミングPCです。
ゲームはもちろんですが、動画編集や実況配信など1台で何でもこなせる性能が欲しいという、絶対に妥協したくない人には全てのパーツ構成がトップレベルに近いこのモデルがお勧めです。
CoD:BOCWをRTX 3080で4K解像度でプレイした場合の驚きのプレイ動画がこちらです。
4K解像度でレイトレーシング機能を有効にした時に、プレイ中の平均フレームレートが77fpsは正直化け物です。こんな時代が来たんだなと、ぼくのような古参ゲーマーは素直に感動します。
この構成であればレイトレーシング機能を有効にしてもフレームレートが低下することなく快適なゲームプレイが可能なので、CoD:BOCWのキャンペーンモードを最高の環境で楽しみたい人にもお勧めです。
それにしてもこのモデルはキャンペーン中とはいえ物凄く安いですね。他社のBTOショップと比較して2〜3万円は安くなっているので、このスペックで考えてた人は限定台数が無くなる前に購入しましょう。
【TSUKUMO】G-GEAR GA7J-I202/ZT | |
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CPU | INTEL Core i7 10700K |
GPU | GeForce RTX 3080 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB M.2 NVMe |
HDD | 2TB |
電源ユニット | 750W 80PLUS GOLD |
Core i7 10700KとRTX 3080の組み合わせは消費電力のバランスを考えると非常に良い組み合わせです。
上位のCPU Core i9 10900シリーズは高性能ではありますが、非常に高い消費電力を要求するので運用方法によってはオーバースペックになりかねません。例えば、4K動画編集やアプリ開発などの高負荷作業を行うかどうかです。
安定性という部分を考えた時にCore i7 10700シリーズが選択肢になってくるので、とにかくゲームプレイがメインということならば、無理にCore i9まで上げない方が予算的にも幸せになれます。
マザーボードにZ490チップセットを搭載した、ASUS TUF GAMING Z490-PLUS (WI-FI) を採用するあたりは、PCパーツにこだわるTSUKUMOならではです。やはりマザーボードの型番を公表しているのは安心感と好感度アップに繋がります。
性能の高いCPUには性能の高いマザーボードという組み合わせが、より安定性を向上させる条件です。目立つ部分ではないところですがこれも重要なポイントですね。
コスパ優先ならRTX 2060 ハイフレームレートを狙うならRTX 3070一択
CoD:BOCWは前作よりも確実に高い動作環境を要求してきます。
求めるプレイ環境はモニターの仕様も含めて検討する必要がありますね。特に144fpsを安定して出す為にはグラフィック設定の調整も重要です。
キャンペーンモードならばレイトレーシングをオンにして画質優先でもいいのですが、マルチプレイを前提に考えるとレイトレーシングを使うのは現実的ではありません。確実にフレームレートを犠牲にするので。
240Hz対応のゲーミングモニターを使って吸い付くようなエイミングを体感したいのならば、現在の状況としてはRTX 3070一択になります。
さらに上位のRTX 3080は現在入手が非常に困難となっており、受注を一旦停止にしているBTOショップも多くなってきています。
RTX 2070 SUPERがもう少し長く流通していれば、価格を抑えることができたのですが現在でどのBTOショップでも取り扱いが終了しているので、選択肢としてはRTX 3070一択になります。
これから先少しでも長く使い続けるために、高めに予算を組んで投資するのが後々の出費を抑える結果にもなりますので、妥協せずに上位モデルを選択する方がCoD:BOCWを本格的に楽しむことができますよ。