
この記事は2021年にアーリーアクセス版がリリースされた『バルヘイム』 (Valheim) PC版を快適にプレイできるゲーミングPCをご紹介します。
『バルヘイム』 は、スウェーデンのゲーム会社「Coffee Stain Publishing」と「
Iron Gate AB」が開発しリリースした、究極のサバイバル&探索ゲームです。
最初に申し上げておきますが『バルヘイム』はPC版しかありませんので、PS4等の家庭用ゲーム機ではプレイできません。必ずPCの導入が必要になりますでのご注意下さい。
現在は早期アクセスゲーム(アーリーアクセスとも呼ばれる開発途中のゲームを早期に販売してユーザーの声を取り入れながら開発を進めるという販売方法)ですが、すでにSteam上でのユーザー評価は非常に高く注目度も上がっています。

バルヘイムは北欧が舞台のバイキング文化を題材にした探索サバイバルゲームです。現在アーリーアクセスなので価格も安くて始めるなら今がお勧め!
そうなんです、アーリーアクセス版のゲームってまだ開発途中というのもあって販売価格が安いんです。もちろんバグが多かったり、プレイしながら見つかった問題を修正していくというスタイルだからこそなんですけど。
ちなみに製品版がリリースされると価格は上がってしまうので、アーリーアクセス版を今のうちに購入するほうがお得なのは間違いありませんよ。
僕はSteamゲームですぐにプレイしなくても、アーリーアクセス版で面白そうなタイトルはとりあえず買っとくタイプなので、いつの間にか製品版がリリースされてるってこともよくありますね。いわゆる積みゲーってやつが増えます。

『バルヘイム』はアーリーアクセスが始まったばかりですが販売本数が400万本を突破、Steam上での評価も【圧倒的に好評】が多くので今からプレイしようというユーザーも増えています。
せっかくプレイするならより快適な環境で『バルヘイム』をプレイしたいですよね?これを機会にゲーミングPCを導入しようという人も多いと思います。
どれくらいの予算で購入できるのか?推奨スペックのゲーミングPCってどんな感じなのか?
今回は最初に『バルヘイム』の推奨スペックをご紹介します。必要なスペックが分かればそれに合わせてゲーミングPCも選び易くなるので、これから始めようという人はぜひご覧ください。
バルヘイムPC版 システム要件について
最低構成 | 推奨構成 | |
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OS | Windows 7以降 | |
CPU | 2.6GHzクアッドコアか同等以上 | Intel Core i5-3GHz or AMD Ryzen 5-3GHz以上 |
メモリ | 8GB RAM | 16GB RAM |
必要ストレージ容量 | 1GB以上の空き容量 | |
グラフィックボード | Nvidia GeForce GTX 950 or AMD Radeon HD 7970 | Nvidia GeForce 1060 or AMD Radeon RX 580 |
Steam上で案内されているシステム要件は2つ。PC版でフレームレート60fpsが安定して出せる環境なら推奨構成で考えましょう。
推奨スペックで分かりずらいのがCPUです。IntelとAMDのどちらも3GHz以上ということですが具体的な型番の記載がありません。
現在購入できる現行モデルに置き換えた場合の推奨スペックがこちらです。
- CPU:Intel Core i5 10400 or AMD Ryzen 5 3600以上
- メモリ:16GB以上
- SSD:500GB以上(バルヘイムは1GBの空き容量で足りますが。。)
- GPU:GeForce GTX 1660 SUPER以上

BTOショップで現在購入できるゲーミングPCの構成に置き換えてみた場合、同等かこれ以上のスペックがあれば【画質:高設定で60fps】の環境でバルヘイムが快適にプレイできます!
この構成を最低レベルとして考えて欲しいところです。画質を最高設定で60fpsを維持するのは難しいところですが、家庭用ゲーム機よりも快適にプレイできる環境になります。
バルヘイムのようなオープンワールド系アクションゲームは、フレームレートが60fpsを安定して出せれば快適なプレイ環境と言えるので、そこが購入の大きな目安になります。
選び方として今後のアップデートや他のゲームもやってみたいのであれば、余裕を持たせるためにもう一段階上のスペックを選択することをお勧めします。
それにしてもインストールに必要なストレージ空き容量が1GBというの驚きです。もちろん今後のアップデートで必要な容量は増えていくと思うので、空き容量には余裕を持たせておきましょう。
バルヘイムにお勧めのゲーミングPC
それでは『バルヘイム』を快適にプレイする為に、最適なゲーミングPCをご紹介していきます。
とにかく予算を抑えて最低限のスペックで始めるか、今後も色々なゲームがプレイできるような余裕を持たせておくかで選んでいきましょう。
【とにかく低予算な構成】画質中設定60fpsのプレイ環境:GTX 1650
【TSUKUMO】G-GEAR GA5A-D210/T | |
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価格(税込) | 111,800円〜 |
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CPU | AMD Ryzen 5 3500 |
GPU | GeForce GTX 1650 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB M.2 NMVe |
HDD | 無し |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
TSUKUMOのG-GEAR GA5A-D210/TはCPUにRyzen 5 3500、グラフィックボードにGTX 1650を搭載したエントリークラスのゲーミングPCです。
Ryzen 5 3500は価格を抑えながらも6コア6スレッドの高コスパCPUです。
グラフィックボードはGTX 1650を搭載。バルヘイムに推奨できるグラフィック性能としては正直物足りない部分はあります。画質中設定ならば平均60fpsを維持することはできますが、画質を高設定にすると30〜40fpsに落ち込むこともあるので、高設定で60fps以上の快適な環境を考えるとワンランク上のグラフィックボードがお勧めです。
ちなみにGTX 1650でのベンチマーク動画がこちらです。
中設定なら平均して60fpsでプレイできますね。画質にこだわらなければ支障が出るようなことはないでしょう。低設定なら100fpsを超えていますが流石にグラフィック品質が。。。
できる限り価格を抑えてバルヘイムをプレイしたいならこのモデルが最低ラインと考えましょう。余裕があるならCPUのグレードやメモリ容量のアップもお勧めです。

Ryzen 5 3500はRyzenシリーズの一番下のグレードですが、軽いゲームをプレイするなら十分な性能があります。とにかく価格を抑えてゲーミングPCを購入するならGTX 1650という選択肢はアリです!
【お勧めの構成】画質高設定60fps以上のプレイ環境:GTX 1660 Ti
【マウスコンピューター】G-Tune PM-B-1660Ti |
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価格(税込) | 159,280円〜 |
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CPU | Intel Core i5 11400F |
GPU | GeForce GTX 1660 Ti |
RAM | 16GB |
SSD | 512GB M.2 NVMe |
HDD | オプション |
電源ユニット | 500W 80PLUS BRONZE |
マウスコンピューターのG-Tune PM-B-1660TiはCPUにCore i5 11400F、グラフィックボードにGTX 1660 Tiを搭載したミドルクラスのゲーミングPCです。
Core i5 11400Fは現在ゲーミングPCに搭載される一番人気のCPUです。理由はとにかく最強コスパであること。ミドルクラスのグラフィックボードとのバランスが非常に良いので、ある程度高性能なグラフィックボードを搭載してもボトルネックになりません。迷ったらコレです。
GTX 1660 SUPERはバルヘイムを画質高設定でも60fps以上の安定プレイができる性能があるので、コスパ面の含めて最もお勧めできるグラフィックボードです。
このクラスの性能ならば、エーペックスレジェンズを60fps以上の環境でプレイできるので、バルヘイム以外のゲームをプレイするにもある程度の余裕があります。これから色々なPCゲームを楽しみたいという人にはこのクラスのゲーミングPCが良い選択肢です。
やはりゲームを始めるきっかけは友達に誘われて、という理由が多いと思います。ある日突然違うゲームに誘われた時に、PCスペックに少しでも余裕を持たせておけば対応しやすいですよ。

GTX 1660 Tiを選んでおけばバルヘイムを最高画質でも60fps以上でプレイできるので予算面で余裕があるなら一番のオススメモデルです!
【なにかと余裕のある構成】画質高設定100fps以上のプレイ環境:RTX 3060
【パソコン工房】LEVEL-M0P5-R56X-RBX | |
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価格(税込) | 174,980円〜 |
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CPU | AMD RYZEN 5 5600X |
GPU | GeForce RTX 3060 |
RAM | 16GB |
SSD | 500GB M.2 NVMe |
HDD | 無し |
電源ユニット | 700W 80PLUS BRONZE |
パソコン工房のLEVEL-M0P5-R56X-RBXはCPUにRyzen 5 5600X 、グラフィックボードにRTX 3060を搭載したミドルエンドゲーミングPCです。
Ryzen 5 5600Xは非常に高いシングルコア性能を持ったCPUで、ゲーム中心の用途ならハイエンドなグラフィックボードとの組み合わせでもボトルネックの心配はありません。もちろん動画編集や実況配信を行うにも最適です。Intel製CPUで比較するとCore i7 11700が同等になりますが、コスパ面でもRyzen 5 5600Xはかなり優秀です。
グラフィックボードはRTX 3060を搭載。リアルタイムレイトレーシングやDLSSといった機能が必要ならこのクラスの性能が必要になります。
RTX3000シリーズのベンチマークがこちら。
現時点でバルヘイムは対応になっていませんが、サイバーパンク2077のようなオープンワールド系ゲームではリアルタイムレイトレーシングに対応しているタイトルが多いので、後々の将来性を期待してレイトレーシングに対応しているグラフィックボードを購入しておくのも一つの選択肢です。
RTX 3060は既存のPCゲームならほぼ全て60fpsでプレイできる性能がありますので、今後の対応に関しても安心して長く使えます。
この構成ならゲームをプレイしながらTwitchやYoutubeへの動画配信も快適に行うことができますので、ゲーム実況配信に興味があるという人は挑戦してみましょう。
無料で配布されている動画配信ソフト「OBS」がおすすめです。プレイ画面にテロップを入れたりWebカメラの映像を重ねたり、BGMを追加したりなんでもできます。

「OBS」公式サイトからダウンロードが可能です。
ゲーミングPCなら画面録画して動画編集ソフトで編集してからYoutubeへアップすることもできるので、家庭用ゲーム機とは違った楽しみ方ができます。
動画編集ソフトはサイバーリンクの「PwoerDirector」がおすすめです。

Ryzen 5 5600XとRTX 3060の組み合わせなら、本格的なゲーム実況や動画編集を楽しむことができます。ただゲームをプレイするだけじゃ満足できないという人ならこのクラスのゲーミングPCがお勧めです!
最低でも60fps以上の環境でプレイできるゲーミングPCを選ぶこと
以上がバルヘイムを快適にプレイできるゲーミングPCのご紹介でした。
バルヘイムはPC版のみのリリースなので、プレイする方法としてゲーミングPCの購入が必須になります。新規でゲーミングPCを購入するなら60fps以上のフレームレートでプレイできるGTX 1660 SUPERを搭載したモデルが最低ラインと考えましょう。
バルヘイムはまだアーリーアクセス版なので、今後の開発で必要なグラフィック性能も変わってくる可能性があります。ワールドのサイズや建築等の色々な要素が増えていくのを考えると、グラフィック性能に余裕を持たせておくほうがPCのアップグレードなしで長く楽しむことができます。
予算次第では余裕を持たせてRTX 3060搭載モデルを選択すると、様々なPCゲームをPCの性能を気にせずに楽しむことができるので、バルヘイムの他にもプレイしたいゲームが増えた時に対応しやすいですよ。

ぼくの考えるバルヘイムのちょっと余裕を持たせたおすすめ構成のポイントはこちらです!
- CPUはCore i5 11400以上を選択
- グラフィックボードはRTX 3060を選択
- 予算15万円前後で購入可能なゲーミングPC
以上の構成を選んでおけば、バルヘイムを60fps以上の環境でプレイできるのはもちろん、今後のアップデートにも長く対応できる余裕があるので、最初に投資できるならこの構成がお勧めです。