RTX4070Tiは、RTX3000シリーズ最上位モデルとほぼ同等で消費電力50%なのは反則レベルの最強ワットパフォーマンス!

ホグワーツ・レガシーを4K解像度でプレイしたいんですけど、オススメのグラフィックボードありますか?

今ならRTX4070Tiが圧倒的にオススメです!RTX3090Tiとほぼ同性能なのに、消費電力が200W台に抑えられた驚きのワットパフォーマンスなんです!
2023年1月5日にリリースされたNVIDIA社製GPU「GeForce RTX4070Ti」はRTX4000シリーズのRTX4090、RTX4080に次いで上位3番目に位置するグラフィックボードです。
ハイスペックグラフィックボードのデメリットである高い消費電力を大幅に抑えた現行モデルトップのワットパフォーマンスを持つグラフィックボードです。
今回はRTX4070Tiのお勧めポイントと、PCパーツメーカー各社のRTX4070Ti搭載グラフィックボードをご紹介します。

4Kゲーミングにも最適なハイスペック、さらに現実的な消費電力はかーなーり魅力的!
RTX4070Tiは消費電力は変わらずRTX3070Tiの1.5倍性能を実現
GeForce RTX4070Ti 基本性能
RTX 4080 | RTX 4070 Ti | RTX 3070 Ti | |
---|---|---|---|
NVIDIA CUDAコア | 9728 | 7680 | 6144 |
ブーストクロック | 2505MHz | 2610MHZ | 1770MHz |
ベースクロック | 2205MHz | 2310MHZ | 1575MHz |
メモリ構成 | 16GB GDDR6X | 12GB GDDR6X | 8GB GDDR6X |
インターフェース幅 | 256bit | 192bit | 256bit |
RTコア数 | 76基 | 60基 | 48基 |
消費電力 | 320W | 285W | 290W |
システム電力要件 | 850W以上推奨 | 750W以上推奨 | 750W以上推奨 |
1世代前のRTX3000シリーズの中で人気のあった「RTX3070Ti」はとても優秀なグラフィックボードで現行でバリバリ使っている方も多いと思います。
RTX3070Tiは、発売当初から世界的なマイニングの流行や諸々の問題で大きな価格の変動がありましたが、2023年3月の時点で実勢売価10万円前後で購入でき、まだまだ人気のあるグラフィックボードです。
そんなRTX3070Tiの後継機種であるRTX4070Tiは、消費電力を抑えながらも性能比1.5倍を実現した非常に魅力的なグラフィックボードです。
2023年3月の時点でRTX4070Tiの実勢売価は最安値13万円前後まで下がってきましたので、RTX3070Tiとの価格差はかなり縮まってきました。
この価格差は、これからグラフィックボードやBTOパソコンの購入を検討している人にとって非常に迷われるのではないでしょうか。ハイエンドグラフィックボードの価格差としてはかなり微妙な価格差に感じます。
性能比を考えるとRTX3070Ti?それともRTX4070Ti?
果たして誰にでもオススメなのか?その決め手になる使用環境を考えてみました。
フルHDなら性能差は少なく、4K解像度で大きな性能差が発生する
RTX4070Tiを選択すると幸せになれる人は、一言で言うと4K解像度でゲームをプレイしたい人です。
例えばRTX3070Tiと比較する場合、解像度がフルHDの場合はフレームレートの差はそれほど大きくないが、解像度が4Kになるとゲームタイトルによっては2倍近くのフレームレートの差が発生します。
これはフルHDでのゲームプレイの場合、RTX3070Tiの性能で十分に頭打ちになっているという事を表しています。
すなわちRTX4070Tiを搭載しても、フルHDモニターと組み合わせるならばそれほど大きな効果は期待できないということです。
RTX4070Tiはこんな人にオススメ
- ホグワーツ・レガシーやエルデンリング等のARPGゲームを高解像度でプレイしたい
- CoD等の重量級FPSゲームで安定したフレームレートでプレイしたい
- 数年先を見据えて現実的な消費電力で最高レベルのグラフィックボードを購入したい
まず第一にオススメなのは高解像度でのゲームプレイにメリットのあるARPGゲームをプレイしたい人です。RTX4070Tiなら、PS5以上に美麗なグラフィックでフレームレートを安定させることが可能です。
4K解像度のゲーミングモニターを持っている人なら高解像でのゲームプレイに憧れると思います。この動画で分かるように、4K解像度でフレームレートを安定させるにはRTX4070Tiが必要になります。
CoD等の重量級のFPSゲームで200FPS以上を安定させたいなら、例えフルHDの解像度でもRTX4070Tiクラスのグラフィックボードが必要になります。
さらにRTX4070Tiは最新のAI技術「DLSS 3」に対応しているのでフレームレートの向上がさらに見込めます。
各社RTX4070Ti搭載グラフィックボード紹介
ここからは現在販売されているRTTX4070Ti搭載のグラフィックボードを紹介します。
Palit GeForce RTX 4070 Ti GamingPro 12GB
台湾の老舗パーツメーカーPalitのRTX4070Ti搭載グラフィックボード。国内の販売店としてはドスパラのみだが最安クラスで人気のメーカー。
MSI GeForce RTX 4070 Ti VENTUS 3X 12G OC
ベンタスシリーズはMSIの最安クラスながらも堅牢な構造なのが売りです。RGBライティング等のデザイン製を省いて実用性を重視。
MSI GeForce RTX 4070 Ti GAMING X TRIO 12G
MSIのライティング制御ソフト「MYSTIC LIGHT」に対応した「GAMING X TRIO」シリーズ 。冷却性能と静音性能の両立した冷却システム「TRI FROZR 3」を搭載。
ASUS ROG-STRIX-RTX4070TI-O12G-GAMING
ASUSの人気シリーズ「STRIX」は大幅にデザイン設計を変更し、通気性を確保することでエアフローと放熱性をさらに向上。ASUSライティングシステム「AURA SYNC」対応。
ASUS TUF-RTX4070TI-O12G-GAMING
ASUS人気のスタンダードシリーズ「TUF GAMING」のオーバークロックモデル。再設計された「Axial-tech」ファンで過去モデルよりも大きく通気性を向上。
GIGABYTE NVIDIA GV-N407TWF3OC-12GD
トリプルファン搭載のオーバークロックモデル。GIGABYTEライティングシステム「RGB FUSION2.0」対応。
玄人志向 GG-RTX4070Ti-E12GB/TP
玄人志向のゲーミングブランド「GARAKURO GAMING」のトリプルファン搭載モデル。ライティング機能等はないが価格帯としては最安なのでコスパ優先なら。
MSI GAMING X TRIOや、ASUS STRIXはサイドパネルがガラスやアクリル製で内部パーツが見えるタイプのPCケースに取り付けるとライティングが楽しめるので、性能以外の付加価値を感じる人にオススメです。
全長が30cm以上のグラフィックボードを取り付ける場合は、ミドルタワーサイズのPCケースでも必ずメーカーサイトで取り付け可能な拡張ボードサイズを確認して下さい。購入してから取り付けができないと取り返しがつかない事になりますので。
RTX4070Tiで本格的な4Kゲーミング環境にデビューしよう!
GPUのモデルチェンジは1〜2年に一度必ずあります。その時にどのグレードを購入するかで実用的に使える年数が大きく変わってきます。
長くこの業界を見ていると常にミドルクラスのコスパが一番良いのが分かります。
いくらでも予算があるならばコスパ無視で最上位モデルを購入でいいと思いますが、そんな人はそうそういませんよね。最上位のRTX4090は約30万円ですし、消費電力は450Wと化け物です。
一般的にグラフィックボードでよく売れているRTX3060Tiが6万円前後です。RTX4070Tiはそこから考えるとかなり上の価格帯になりますが、最近のPCゲーム業界の動向を考えると決してオーバースペックではないと言えます。特に4Kゲーム環境には必須レベルです。
これから先、どんな高画質なゲームが発表されても、どんな高性能なゲーミングモニターが発表されても、心配なく導入できる環境を整えておくのは、長い目で見た時に余計な出費を防ぐ事にも繋がります。
以上、今回はRTX4070Tiをご紹介しました。